星野泰啓理事長より(9)

 

社会福祉法人よるべ会 理事長星野泰啓

 

コロナ禍、第5波の様相が見られる中、先日7月23日夜、夏季オリンピック東京大会が開幕しました。感染対策で近代五輪史上、初めて無観客により、205カ国・地域と難民選手団から33競技、339種目に約1万1千人が参加して行われるとの事。
 続いて行われる予定のパラリンピックもそうですが、この大会を目標に限界に挑戦し続け、努力されてきたアスリートの方々を思えば簡単に賛否は言えません。しかし、一時にせよ、戦争が止まり、本来なら世界中の人々から応援が集まり楽しめる大会が、理念である「多様性を認め合い、つながり合う世界をめざす」時間をつくるチャンスは“今なのか?”。“やり方”も考え直す時・・・と意見は多い。米紙のコラムに「楽しんで祝う代わり、我慢して乗り切る五輪」と、そして神奈川新聞(照明灯・7月24日)には「五輪競技 「綱渡り」を加えることにした 大会組織委員会」と紹介されていた。今尚、神奈川県内でも感染が続いている。
 一年前の本紙、2020新春号“ふわふわ”でパラリンピックのことを書かせて頂いたが、今回そのシンボルマークを紹介します。

 

 

 

 

赤  心    「スリーアギトス」
青  体    といい「アギトス」は
緑  魂    ラテン語で「私は動く」の意

“障害のある人の社会参加、世界の平和、「すべての人の社会」につなぐ大切さを噛み締めたい!”

 

(以上、よるべ会広報誌「かわらばん」 2021年夏号より転載)

2021年09月01日